伊勢原山王幼稚園 -神奈川県伊勢原市- 学校法人 山王学園 幼保連携型認定こども園

理念ブログ ~理事長の耳 園長の目~

もうすぐ2学期が終わります
2022年12月22日 木曜日

園庭の銀杏もすっかり葉を落とし冬支度を整えているようです。月日の流れは速く令和4年もあと10日を残すのみとなりました。1号の子どもたちは19日に終業式でしたが、23号の子どもたちもあと数日となりました。

 

二学期は運動会、クリスマス発表会と大きな行事がありました。一つ一つの行事を経験することで子どもたちはどんどん成長してくれたように思います。毎日一生懸命に練習をして、おうちの方の前で発表し、たくさんの皆様から温かい拍手を頂くことで達成感や満足感でいっぱいだったことでしょう。

 

発表会が終わった次の週の月曜日のことです。園庭の落ち葉を年長さんが片付けてくれました。園庭の大きな2本の銀杏の木は毎年きれいに色づき子どもたちの遊びを広げてくれるのですが、大きな木でその落ち葉で園庭は黄色のじゅうたんが敷かれたようになります。毎朝バスの運転手さんが落ち葉を集めてくれるのですが、その量の多さになかなか片づけられずにいました。そのことに気付いた年長の先生たちが子ども達に話してくれたのでしょう。発表会の後、みんなで落ち葉を集めてくれ、大きなビニール袋10袋にもなりました。子ども達や先生たちの気持ちがうれしくて教室に「ありがとう」の気持ちを伝えに行きました。教室に入ってまず驚いたのはどのクラスの子どもたちもしっかり背中を伸ばして、まっすぐ私を見つめて、お話を聞いてくれたことです。落ち葉のお礼を言いながら「利他の心(誰かのために何かをしてあげてうれしく思う気持ち)」についてお話ししました。お庭のお掃除をしてどんな気持ちか聞くと「きれいになって気持ちよかった」「お手伝いをしてうれしい気持ちになった」などと話してくれました。子どもたちの心にやさしい気持ちが根付いてくれていると感じとてもうれしかったです。これからも気が付いたことはどんどんやってねとお願いしました。

 

また、2学期初めに年長さんには「挨拶チャンピオン」(出会って先に挨拶をした人がチャンピオンということ)の話もしました。よく覚えていてくれて今では、園庭で出会うと子どもたちはみんな駆け寄ってきて元気に挨拶をしてくれます。今では年長さんの姿を見て、年中さんや年少さんも挨拶ができるようになってきています。素敵なお手本です。立派な年長さんに育ってくれていることがとてもうれしいです。

 

あわただしい年の瀬、子ども達にもできるお手伝いをたくさんさせてください。

そしてできたことをたくさん誉めてあげてください。

また、年末年始はいろいろな方に会う機会もたくさんあるでしょう。ご挨拶の良い実践の場ですから声掛けをしてあげて頂けたら嬉しいです。

コロナもまだまだ油断できません。風邪やインフルエンザにも気を付け、事故にあわないよう十分気を付けて頂き楽しい冬休みをお過ごしください。

 

三学期に元気な子どもたちに会えるのを楽しみにしています。

どうぞ良いお年を・・・・

 

園長 小山容子