三学期終了を迎えて 2020/03/18 今日は令和元年度の終業式の日でした。例年なら子どもたちの「先生さようなら!!またね!!」の声を聞きながら「今年度も無事に終わった」という安堵感と共に子どもたちを見送っていました。しかし今年度はコロナウィルスの影響で3月より突然の休園になってしまい、子ども達と最後の一か月を楽しく過ごすことが出来ず、本当に残念でした。 昨日は第51回の卒園式が行われました。式はぶっつけ本番、そしてなるべく時間も短くという制限の中で行われました。時間は短くても子どもたちの心に残る卒園式にしてあげたいと職員一同、心を込めて卒園式の準備に取り組みました。一度も練習をしないでどうなってしまうのかと不安に思うこともありましたが、当日の年長さんは皆が立派に卒園式に臨んでくれました。3年、4年の日々の積み重ねの大切さと思いを込めて育てれば子どもたちは私たちが思った以上に素晴らしく成長するのだとあらためて感じさせてもらえた心温まる卒園式でした。卒園児たちにはこれまで、これからの長い人生を生きていくための大切なことをたくさん伝えてきました。自立心、利他の心、努力する気持ちとあきらめない心、おうちの方に感謝する心等々、そして今年も立派な「山王っ子」が巣立っていきました。子どもたちはそれらを忘れずにこれからも頑張っていってくれることでしょう。幼稚園の卒園はゴールではなく長い希望にあふれた未来へのスタートです。新たなスタートに幸多かれと心より祈りました。そして子供たちからたくさんの気づきをもらえ、私たちもまた子どもたちに育てられているように感じます。本当に子どもの素晴らしさに改めて気づかされた卒園式でした。たくさんの可能性に満ちた子どもたちを大切に育てていってください。立派に育ってくれた卒園生をみて4月に迎える新入園児、進級する子どもたちを日々大切にこつこつと育てていこうと心新たに思いました。 春休みにはたくさんの研修を通して職員一同、新年度に向けてさらに心を一つに頑張っていきたいと思っています。 今年度もたくさんのご協力と温かい励ましをいただきまして本当にありがとうございました。 園長 小山容子