理念ブログ ~理事長の耳 園長の目~
- クリスマス発表会が終わりました!!
- 2023年12月8日 金曜日
園庭の銀杏がきれいに色づき見事な黄色の絨毯を作っています。
お庭ですれ違った子が「先生、木が金色に光っているよ!きれいだねぇ」と銀杏の木を見上げて言っていました。その一言で私も、立ち止まり青空に映える銀杏の木を見てその美しさに心が癒されるように思いました。お子様をお迎えに来られたおうちの皆様、ちょっと足を止めて空を見上げて銀杏の美しさをぜひ楽しんでくださいい。
月日の流れは早く二学期も終わりに近づいてきました。今日で二学期最後の行事のクリスマス発表会が終わりました。どのクラスもとても素敵な発表をしてくれました。発表会の時にも申し上げましたが、昨日の子どもと今日の子どもはほとんど変わりがありません。でもちょっと前を振り返ると本当に育ってきているのがよくわかります。4月の頃は「ママ、ママ」と涙を流していた、いちごさんやメロンさんが立派に舞台に立ち、お友達と仲良く元気に歌ったり楽器を演奏している姿に本当に大きくなってくれたなぁと思いました。
また、年長さんの歌声は大人の心を震わせ涙がこぼれるほど素晴らしい歌でした。
ただ歌を歌うだけではなく、担任達はその歌に込められている「思い」をじっくり時間をかけて子どもたちに教えてくれ、歌わせてくれました。難しいピアノ伴奏も一生懸命に練習してくれました。そんな先生たちに、心から感謝しています。発表会はみんなで歌ったり楽器を演奏するだけではなく、音楽の楽しさを知ることや、お友達と心を合わせたり、相手を思いやる心を育む大切な行事ととらえています。そういう意味でもたくさんの子どもたちの成長が感じられた素敵な発表会でした。
発表会が終わり部屋に戻るととても素敵な給食が待っていました。ミールケアさんのクリスマス献立の給食でした。素敵な心温まるカードも添えられていました。
山王幼稚園の子どもたちはどの子も担任のみならず、たくさんの職員が温かいまなざしで子どもたちの成長のお手伝いをしてくれています。また、給食のミールケアの皆さんも子どもたちを思って、美味しい給食を作ってくださっているのだと本当にありがたく思いました。山王にいる大人たちはみんな「チーム山王」で子どもたちを育ててくれているのだと本当にうれしくなりました。
発表会が終わり、子ども達にはこれから楽しいことがたくさん待っていると思います。寒さに負けず元気に遊び、残り少ない二学期を楽しく過ごしていきたいと思っています。
園長 小山容子
- 夏休みが始まります!!
- 2023年7月20日 木曜日
月日の流れは速く一学期も終わりの日を迎えました。梅雨明け宣言はまだですがもうすっかり真夏の暑さで、どこからかセミの鳴き声も聞こえてきました。セミの鳴き声が聞こえると「ああ夏がやってきた。」と感じます。
入園、進級して4か月経った子どもたちは毎日の積み重ねでたくさんのことが出来るようになりました。来年度の入園をお考えの見学の方もたくさんお見えになります。子どもたちの元気な挨拶の声に見学者の方はびっくりされています。「こんなに元気な挨拶ができる子がたくさんいる幼稚園は初めてです。素敵ですね。」というお言葉を頂き、うれしくなってしまいました。職員が一生懸命に教えてくれてそれを吸収して伸びていく子ども達。子どもの成長には目を見張るものがあります。
さあこれから長い夏休みが始まります。園ではみんなで夏祭りも楽しみました。
年長さんのお泊まり保育もあります。楽しい体験で子どもの心も育ちます。
幼稚園では元気な挨拶や自分のことはできるだけ自分ですることを指導してきました。夏休みの間お家でも継続していただけるとありがたく思います。
夏休みにはぜひ夏ならではの体験をたくさんさせてあげてほしいと思います。お家の方と過ごした楽しい思い出、幸せな時間がある子どもは大人になっても心がより豊かなものになると言われています。どこかに連れて行かなくてもおうちでの水遊びや、親子で工作・お絵描きをするだけでも楽しい思い出になります。また一緒に昼食のおにぎり作りをしたりしても子どもには楽しい体験です。お仕事や家事でお忙しいとは思いますが、ぜひ少しの時間でよいのです。お子様との触れ合い、思い出作りをして頂けたらと思います。
毎日小さな子どもの心痛む事件がたくさん起きています。行楽地やたくさん人が集まるところに出かけられた場合には、お子様から目を離さず、十分に気を付けてください。
猛暑が予想されますが体調を崩さないよう気を付けて、またくれぐれも事故にあわないよう、楽しく過ごしてください。二学期に一回り大きくなった子どもたちに出会えることを楽しみにしています。
園長 小山容子
- 新年度スタート!!
- 2023年4月25日 火曜日
令和5年度がスタートして二週間が過ぎました。給食も始まり子どもたちも幼稚園生活に少しずつ慣れてきているように感じます。
例年のことですが、春休みに職員の新年度研修が行われました。園の理念を再確認し、昨年度を振り返り、振り返りの中から新たな目標を見つけ、各学年の担任達が心を一つにスタートすることができました。講師の先生から子ども達への適切な声のかけ方や、かかわり方の学びもありました。先生たちは今年度も子ども達と一緒に楽しみながら目標に向かって頑張ってくれることでしょう。それぞれの学年の先生たちの年間目標の発表を聞きながら、子ども達の成長、そして今年も子どもたちのたくさんの笑顔が見られると私自身も今からわくわくしています。今年もまた楽しみな一年になりそうです。
また、講師の先生からのお話は話を受け止める自分自身の成長や変化によってより大事に聞こえる部分が毎年違います。私自身も今年度はこんなことをしてみようと新たな目標も見つけました。新しい一年のスタートの為の大切な学びの時間でした。今年も職員みんながより良い目標に向かってスタートしています。
コロナも、少しずつ落ち着いてきていろいろな制約が緩やかになってきました。今年度はスタートしてまだ二週間ですが、園庭に子どもたちのにぎやかな声が響いています。かけっこや体操もコロナ前のようにできるようになってきました。先生の元気な声掛けに子どもたちの「はいっ!!」の大きな返事が園庭に心地よく響いています。小さないちごさん、めろんさん、そしてつぼみさんもお兄さん、お姉さんの様子をじっと見つめています。きっと見て学んでいるのでしょう。子供たちの成長が楽しみです。
コロナは落ち着いてきているようにも思いますが、また流行する兆しもあるといわれています。子どもたちの体調管理と予防に心がけながら毎日を過ごしていこうと思っています。おうちの皆様にも昨年に引き続き、いろいろな御協力をお願いすると思いますがどうぞよろしくお願いいたします。
園長 小山容子
- 卒園式を終えて
- 2023年3月16日 木曜日
今日は第54回卒園式でした。
子どもたちが立派に育った喜びと巣立っていく淋しさで毎年卒園式は涙がこぼれます。
今年の子どもたちも立派な「山王っ子」として学び舎から巣立っていきました。
今年の卒園生は入園の時から、コロナによっていろいろなことがたくさん制限されていました。けれども子どもたちはどんな時も小さなことでもたくさんの楽しみを見つけ、毎日生き生きとのびのびと生活してくれていました。三年間の間に私たちもコロナ禍での生活リズムをつかみ、子どもたちと楽しく過ごしてきました。毎日の積み重ねによってたくさんのことができるようになった子どもたち。生活発表会が終わっても逆立ち歩きができるようになりたいと毎日一生懸命練習を重ね、「三転倒立からの逆立ち歩き」ができるようになった子もいました。また、跳び箱チャレンジでも体操の先生が来る日にチャレンジを重ね、発表会終了後に10段が跳べる子が次々と出てきました。
頑張ることの楽しさや大切さをしっかり心に持ってくれたと本当にうれしく思います。
子どもたちには無限の可能性があります。一人一人が夢に向かって頑張ってくれることを心より願っています。
育てた子どもに勇気をもらい自分自身の喜びになる本当に素晴らしい仕事をさせていただいていると毎年感じることができます。幼児教育に携われることを心より感謝しています。
頑張れ!!「山王っ子」、卒園おめでとう!!
園長 小山容子
- 生活発表会を終えて
- 2023年2月13日 月曜日
年が明け、三学期が始まったと思ったら、節分、立春と月日はあっという間に流れています。一年間の積み重ねをおうちの皆様にお見せする生活発表会も終わりました。
長引くコロナ禍ではたくさんの制約がありいろいろな積み重ねには多くの工夫が求められました。そんな中でも各学年が、入園、進級の頃に比べとても成長していたことが感じられました。
とりわけ年長さんは入園した時からずっとコロナによる制約がありました。制約がなかった年に比べればペースもゆるやかで少し戸惑いが感じられることもありました。リハーサル初めの頃は、跳び箱の四段が跳べたり跳べなかったりという子もいました。しかし、一週間くらいの間に心のスイッチが入ったのでしょうか。発表会当日は七段が跳べていました。
コロナ禍であってもそれなりに積み重ね、努力をしていたこともありますが、子どもの心におうちの方の前で絶対跳びたいという思いが芽生えたのでしょう。発表会の奇跡とでも言ってもよいと思います。
リハーサルの時の顔と本番の日の時の子どもたちの表情は全く違っていました。一年間毎日練習をしてきたことをおうちの方の前でお見せすることが本当にうれしいのですね。いろいろな技ができ、たくさんの拍手を頂き、子どもたちの顔は輝いていました。体操は自分自身が努力して獲得していくものです。子ども自身に「できた!!」という気持ちが一番わかりやすいものです。できなくて悔し涙に暮れることもあったと思います。それでも努力してできた時のうれしさは格別なものでそれが子ども自身の大きな自信になり、心が育っていくのだと思っています。
どんな時でも子どもたちは頑張る力を持っています。その力を最大限に引き出せるのは周りの大人の励まし、おうちの方のたくさんのお褒めの言葉だと思います。また、年中さんより小さな子どもたちはリハーサルの時、年長さんの姿を食い入るような眼で見つめていました。私が「大きくなったらみんなもできるようになるよ」と話すと大きくうなずいていました。子どもたちは見て学んでいるのです。また、来年の発表会も今から楽しみです。
生活発表会が終わり、三学期もあとひと月ほどになりました。
一日一日を大切にして、進学、進級の総仕上げをしていきたいと思います。
園長 小山容子