伊勢原山王幼稚園 -神奈川県伊勢原市- 学校法人 山王学園 幼保連携型認定こども園

理念ブログ ~理事長の耳 園長の目~

令和4年度、新年度のスタートです!!
2022年4月6日 水曜日

令和4年4月6日(水)

 

 園庭の桜が満開になり、新入園児、進級する子ども達の登園を待っています。明日からいよいよ令和4年度がスタートします。

 

 先月の30日・31日に職員の新年度研修が行われました。

 園の理念を再確認し、今年度の新たな教育目標も伝えました。講師の先生から子ども達への適切な声のかけ方や、子どもの気持ちを理解することの大切さ、体育指導の補助のやり方について講義を受けました。昨年も学んだことですが年度の初めにあたって新たに再認識することが出来る大切な学びの時間でした。また、各学年の先生たちが昨年度の振り返りを元に今年度の一年間の教育目標を発表してくれました。昨年よりさらに子ども達に充実した時間を過ごしてもらえるよういろいろ考え、工夫してくれる内容でした。先生たちは今年度も子ども達と一緒に楽しみながら目標に向かって頑張ってくれることでしょう。先生たちの発表を聞きながら私自身も今年度の子ども達の成長、そしてどんなにたくさんの笑顔が見られるかと今からわくわくしています。楽しみな一年です。

 また、講師の先生からのお話は毎年同じような内容もありますが、お話しを受け止める自分自身の変化によってより大事に聞こえる部分が毎年違います。私自身も今年度はこんなことをしてみようと新たな目標も見つけました。新しい一年のスタートの為の大切な学びの時間でした。

 今年もみんながより良い目標に向かってスタートします。コロナが騒がれるようになって3年になりますが、まだまだ収束が見えない状況です。今までの経験をもとにさらにできる事をたくさん見つけ、新たな教育の道筋を今年度も作っていこうと思います。こんな時でもできる事をみつけ、そこに楽しみや喜びが見つけられるよう職員と心を合わせて一年間過ごしていこうと考えています。おうちの皆様にも昨年に引き続きいろいろな御協力をお願いすると思いますがどうぞよろしくお願いいたします。

 

 園長  小山容子

 

もうすぐ三学期が終わります!!
2022年3月16日 水曜日

 令和4年3月16日(水)

 

 令和3年度も今週いっぱいで終わります。コロナで延び延びになっていた年中さん以下の生活発表会も1クラスずつの発表でしたが無事に終わりました。そして、二回目の卒園式の練習も終わりあとは卒園式、終業式を残すのみとなりました。

 コロナ蔓延の中、子ども達の発表会を開催してもよいかといろいろ考えました。でもどうしても子ども達が毎日一生懸命練習してきた成果をおうちの方にお見せしたくて、園児1人におうちの方1名という制限はありましたがご参観頂くことが出来ました。当日子どもたちは嬉しそうに、本当に一生懸命に発表してくれました。短い時間でしたが子ども達の成長がよくわかる素敵な発表会でした。発表を見て、子どもたちはいろいろな制約や限られた環境の中でも必ず成長することが出来る素晴らしい力を持っていると実感しました。子どもには無限の可能性があります。どこまでも自分の夢に向かって頑張っていってほしいと心より願っています。

 今、世界では信じられない悪夢のような侵略戦争が起きています。自分は安全な所にいて自国の兵士を死に追いやり、隣国の何の罪もない人々の生活環境を破壊し、たくさんの人々やまだ幼い子どもたちの命まで奪っているロシアのプーチンには激しい怒りを覚えます。先日の年長さんとのお別れ遠足のバスの中で子ども達は「なんで戦争するのだろうね?みんな仲良くしなきゃいけないよね」と話していました。

 6歳の子どもでも当たり前の事のようにわかるのに!!ロシアのプーチンはどうしてそんなこともわからないのだ!!と本当に悔しく悲しい思いです。1日も早い戦争の終結とウクライナの人々の幸せを心より祈るばかりです。

 平和の大切さ、誰かを思いやる心等を子ども達の心にさらに植え付け、将来平和な社会を作ることに貢献してもらいたいと願っています。今年卒園する子ども達の心にも大切な事はしっかりと種まきしてあります。立派な「山王っ子」として素晴らしい小学生になってくれると信じています。また進級する子ども達にはこれからも日々の生活の中でこれらの大切な事をしっかり教えていこうと思っています。

 今年度もコロナで様々な変更等もありましたが、おうちの皆様のたくさんのご協力と温かい励まし、本当にありがとうございました。世界の平和を祈りつつ、これからも子ども達のために頑張っていこうと思っています。

 

 園長  小山容子

 

 

 

 

 

 

二学期の終わりを迎えて
2021年12月17日 金曜日

 令和3年12月17日(金)

 

 園庭の銀杏もすっかり冬支度を整えたように思います。

 

 早いもので今年ももうすぐ終わります。クリスマス発表会が終わり子どもたちはまた一つ自信をつけたように感じます。毎日一生懸命に練習をしてたくさんの皆様の前で発表し、お客様に応援と拍手をいただいた事で子どもたちの心は達成感で満たされたのでしょう。

 

 子どもたちの頑張りを見てその姿に涙する職員をみると彼女たちも頑張って指導し、子どもたちとともに過ごしてきた日々が報われたという充実感で満たされていたのだと思います。まさに教えた子に職員の心も育てられていると実感しました。

 

 先月の終わりに理事長の発案で職員の終礼の時間に毎日一人ずつ3分スピーチをすることになりました。テーマは、身の回りの嬉しかったこと、驚いたこと、悔しかったことなど自由に自分の感じた話をみんなの前でしてもらっています。

 

 家族の事、出勤時に感じた嬉しい事、クラスの子ども達からかけられた嬉しい言葉、小さいクラスでは以前よりぐっと子どもが成長してきた喜び、内容は様々です。一番多かった話はやはり子どもたちの成長、頑張りに出会ったことでした。自分のクラスの子どものことを他の職員の前で話すことで一人一人の子どものエピソードやクラスの成長を職員全員が共通認識できることはとても素敵な事だと思いました。まさに一人一人の子どもを園全体で育てられる嬉しさを感じました。

 

 職員の話からも子どもは日々成長しているという事、まだ4歳、5歳と小さくても豊かな感性と深く考えられる心、何かにぶつかっても頑張ろうというパワーをたくさん秘めていることがよくわかりました。

 

 これから冬休みになります。お忙しい時だとは思いますが子どもにはたくさんのお手伝いをさせてください。まだ小さいからと何もやらせないのではなく、できる事をやらせてください。誰かのために何かをしてあげたいという心は小さくてもしっかり持っています。そして頑張ってくれたことをたくさん誉めてあげてください。

 「利他の心」が育ちます。

 

 コロナもまだまだ油断できません。風邪やインフルエンザにも気を付け、事故にあわないよう十分気を付けて頂き楽しい冬休みをお過ごしください。

 

 三学期に元気な子どもたちに会えるのを楽しみにしています。

     

 どうぞ良いお年を・・・・

 

 園長 小山容子 

【鬼滅の刃】にみる親孝行
2021年10月13日 水曜日

令和3年10月13日(水)

 

先週9日に行われた本園運動会もコロナ禍ということで分散開催を余儀なくされましたが大過なく終えることが出来ました。偏に保護者の皆様のご理解とご協力の賜物と感謝いたします。

さて、その運動会では園児全員が、大好きなお家の人特にお母さんお父さんに、自分が頑張った成果をしっかりと見ていただき、そして、その頑張りを認めてもらうことに、喜びや嬉しい気持ち、さらには誇りや自己肯定感をも感じています。

子どもが良いことをして親に認めてもらう事に喜びを感じるのは古今東西どの子どもにも共通するものです。逆に、親もまた自分の子どもが良いことの為に頑張っている姿を誇りに思うのです。

私にとって暫くぶりとなる今回のブログでは、そんな親と子の思いについて、今流行りの「鬼滅の刃・無限列車編」の中心人物煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)とまだ幼かった頃に亡くなった母との会話から見てみたいと思います。

このアニメを知らない方のために作品の内容を少しだけ説明します。

時は大正時代の初め、鬼に最愛の母と弟妹を殺され、唯一生き残った妹も鬼に変貌してしまった主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼になってしまった妹を人間に戻す為に、鬼を討つ目的で特別に組織された「鬼殺隊」の隊士になり、厳しい訓練に耐え、努力を重ねながら次々に出現する不死身とも言える鬼を退治していく話です。

話の展開上、鬼と戦うシーンが多く、その際、どうしても残酷と思える場面が数多く出てきます。このような理由でアニメの放映当初は、子どもに見せるのは良くないといった声が少なからずあったようです。しかし時間が経つにつれそのような声は段々少なくなってきたように思います。私はその理由は、この一見残虐なシーンの多いアニメに一貫して流れている、主人公や中心人物が持つ強い正義感と優しさにあふれた思いや考え方にあるのだと思います。具体的には「無闇に人を傷つけてはいけないという正義感」「他人に対して共感や思いやりで接する優しさ」「親を初めとしてお世話になった人に対する孝行や感謝の気持ち」などです。これらは本来人として当然持つべき大切なものであるにも拘らず、現在の社会では失われてしまったのではないかと思うほど希薄になってしまっている【こころ】そのものです。そして、その【こころ】の物語がこのアニメには随所に見られるのです。

【こころ】の大切さについては、本園でも園児に折に触れ話し、聞かせています。また、それらをまとめて「山王幼稚園五訓」や「善悪の区別」を額にしてホールの舞台袖に掲げてもいます。今回のブログに登場する煉獄杏寿郎の生き方には本園の五訓や善悪の区別の言葉に共通する【こころ】が息づいているように思うのです。

 鬼殺隊の中でも特別に強く9人しかいない「柱」と呼ばれるリーダーの一人である杏寿郎は無限列車編の最終盤で、ほとんど不死身である最強の鬼と戦い傷を負いながらも戦い続けます。そんな杏寿郎に対して鬼は「お前も自分と同じ鬼になって不死身の体を手に入れろ」と何度も誘惑します。が、杏寿郎は断固としてその誘いに応じません。そして遂に杏寿郎に致命傷を与えた鬼の「お前は選ばれし強き者なのだ」だからこそ鬼になれ、という最後の誘いの言葉に、突然幼き日の母との会話を思い出します。以下にその場面を載せます。

生まれついての人並外れた強い体の持ち主であり、小さい頃から「柱」であった父について剣の稽古をしていたある日、そんなまだ幼さの残る杏寿郎を母は病床に呼びます。

 

母:「杏寿郎」

杏:「はい母上」

母:「よく考えるのです。母が今から聞くことを。なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?・・・・」

杏:「うっ・わかりません!」

母:「弱き人を助けるためです。生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために使わねばなりません。天から賜りし力です。人を傷つけること、私腹を肥やすことは許されません。弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任をもって果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように」これに対して杏寿郎は、力強く「はい‼」と答えます。その答えに母は杏寿郎を抱きしめ涙を浮かべながら安心したように静かに言います。「私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした。あとは頼みます」

戦いの最中で我に返った杏寿郎は心の中で「母上、俺の方こそ貴女のような人に産んでもらえて光栄だった」と答えます。そして最後の力を振り絞り鬼にさらに立ち向かいます。そして遂に鬼を撃退し、無限列車内の人質二百人から一人も死者を出さずに守り切るのです。

鬼との戦いで深く傷つき死期が迫る中、杏寿郎は不意に母の幻影を見て驚きます。

そして問います。

杏:「あっ!母上・・・ 俺はちゃんとやれただろうか?やるべき事、果たすべき事を全う出来ましたか?」

 幻影の母は微笑んでうなずき、

母:「立派に出来ましたよ」と答えます。その母の微笑と言葉に杏寿郎はお母さんに褒められた子どものように安心し、嬉しそうにほほ笑むのでした。

 当たり前のことですが、人は誰でも一人で生まれ育つのではありません。必ず誰かの世話や支えがあって今の自分があるのです。そのお世話や支えを一番してくれたのが普通は親です。その意味でも五訓では「お父さんお母さんを大切にします」と掲げてます。その中でも私は、お母さんのお世話が断然大きいと思っています。お父さんは支え役です。

人はこのように両親をはじめその他いろいろな人から何らかのお世話を受けて大きくなっていくのです。しかし大きくなるにしたがい、自分は自分一人で成長し今があるのだと思いがちです。かく言う私自身もその誹りをまぬかれません。大いに自省しています。

 さて、親として自分の子どもの健やかな成長や人として立派になることを願わぬ人はだれ一人いないと思います。また、子どもとしては、そのような人になって親を喜ばせたい・安心させたいという気持ちを心の奥には誰もが持っていると思います。そんな親子の気持ちを体現しているのがこの杏寿郎と母の会話にあるように感じとりあげました。

 このように書くと、これはあくでもアニメの作り事の世界でのことにすぎないと思われる方がいらっしゃるかもしれません。そのような方には私が親子関係の一つの理想がここにはある、と感じたある親から子へ宛てた書簡をご紹介して今回のブログの締めにしたいと思います。

 書簡の主は小泉信三(明治21年~昭和41年)。幼少期に慶應義塾創始者の福沢諭吉にかわいがられ、慶應義塾に学び、やがて教授そして慶應義塾塾長になった人で、現上皇の教育係を務め美智子皇太后とのご結婚を実現させた影の功労者としても有名です。

小泉信三には長男の小泉信吉(大正7年~昭和17年)と娘二人がいました。

信吉は父と同じく慶応義塾大学に学び三菱銀行に就職しますが入行わずか4カ月であこがれていた海軍の任用試験を受け、主計中尉として海軍の軍人となります。時に昭和16年8月、太平洋戦争の始まる4カ月前です。そして12月8日に日米は開戦。信吉は軍艦「那智」に乗艦して戦地に向かいます。そしてこの時、父信三は信吉に心残りなく勤めを全うさせたいと、手紙を書きます。信吉の戦死の報が届く一年程前です。その手紙こそが私に、親にこれほどの事を言わせる子ほどの親孝行はないと思わせるのです。以下にその手紙を引用します。

君の出征に臨んで言って置く。

吾々両親は、完全に君に満足し、君をわが子とすることを何よりの誇りとしている。僕はもし生まれ変わって妻を択べといわれたら、幾度でも君のお母様を択ぶ。同様に、もしもわが子を択ぶということが出来るものなら、吾々二人は必ず君を択ぶ。人の子として両親にこう言わせるより以上の孝行はない。君はなお父母に孝養を尽くしたいと思っているかも知れないが、吾々夫婦は、今日までの二十四年の間におよそ人の親として受け得る限りの幸福は既に受けた。親に対し、妹に対し、なお仕残したことがあると思ってはならぬ。今日特にこのことを君に言って置く。

今、国の存亡を賭して戦う日は来た。君が子供の時からあこがれた帝国海軍の軍人としてこの戦争に参加するのは満足であろう。二十四年という年月は長くはないが、君の今日までの生活は、如何なる人にも恥しくない、悔ゆるところなき立派な生活である。お母様のこと、加代、妙のことは必ず僕が引き受けた。お祖父様の孫らしく、又吾々夫婦の息子らしく、闘うことを期待する   

父より

信吉君

 

以上長々と駄文をお読みいただき有難うございます。

本園ではこのような【こころ】を大切にした教育保育をこれからも続けていく所存です。

今後とも変わらぬご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

 

理事長 小山直久     

いよいよ運動会!!
2021年10月7日 木曜日

令和3年10月7日(木)

 

 窓を開けるとどこからともなく金木犀の優しい香りが漂い秋の訪れを感じる今日この頃です。

 

 二学期が始まってからあっという間に一か月が過ぎ、もうすぐ運動会がやってきます。

 

 職員たちのブログでも様子はお判りとは思いますが、先日二日間かけてリハーサルが行われました。もう、いつ運動会でも大丈夫なほどみんなよくできていました。今年の運動会も昨年同様、分散形式で行われます。各グループがリハーサルしている時に他のグループはお客様になって応援をしてくれていました。リハーサルをしている子どもたちが踊ったり組み立てをしたりしている姿を見て、お客様になっている子ども達も観客席で踊ったり組み立ての真似をしていました。幼稚園で一番小さなつぼみ組の子ども達も園庭のタイヤに座ってじっとお兄さんたちの演技を見つめていました。年長さんの組み立てを年中さんたちは憧れのまなざしで見つめていました。きっと来年は自分たちがやるのだと思って見ていたのでしょう。先輩やお友達の演技を見ている姿に園の子ども達が全員で心をひとつにして行事を作り上げていると感じました。また、お手伝いをしてくれる職員もどの子も輝くように心配りをしてくれていました。

 

 いつも申し上げていますが山王の行事はお客様に見せるためのショーではありません。子ども達と職員とで行事を作り上げることでみんなの心が育つのです。練習してきたことを大好きなおうちの方の前で発表することで子どもたちは自己肯定感や達成感を感じ、その心が協力する心の大切さや友達のことも考えられる思いやりの心につながります。また、職員は子ども達に寄り添い、教え励ますことで教師にしか味わえない充実感でいっぱいになります。この経験が教師の心も育てるのです。みんなが成長できる運動会まであと少しです。おうちの皆様、ぜひ楽しみになさってください。

 幼稚園には9月に入って毎日のように来年度の入園希望の見学の方がたくさん見えています。

 子ども達の姿をご覧になり、自分のお子様が大きくなった時を想像していらっしゃる方もいました。何人かの見学の方に「山王の先生はみんな素敵だと聞いて見学に来ました。本当にそうですね。」と嬉しい言葉を頂きました。子ども達を育てるうえで、子どもと関わる職員は本当に大切なのです。子どもが頑張った時にそれを認めほめること、悲しい事や悔しいことがあった時には子どもの心に寄りそうこと、毎日子どもと関わる上で本当に大切な事なのです。その意味で本当に山王の職員は素晴らしい人たちだと自信を持って言えます。職員が心を一つにして「チーム山王」として大切なお子様を一生懸命に育ててくれていることは自慢でもあり、心より感謝するものでもあります。

 

 自慢の子ども達と職員が作り上げる運動会をぜひ楽しみにいらしてください。

 そして子ども達の頑張りをたくさん応援していただき、温かい拍手をお願いします。               

 

 園長  小山容子