伊勢原山王幼稚園 -神奈川県伊勢原市- 学校法人 山王学園 幼保連携型認定こども園

理念ブログ ~理事長の耳 園長の目~

母の日
2016年5月9日 月曜日

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昨日は母の日でした。

私にとっては母のいない2度目の母の日でした。

今回は母の思い出をお話ししたいと思います。

たくさんの思い出があるのですが、小学生の頃の思い出です。

昔のことで場面も内容もよく覚えていないのですが、ある日私が学校から帰った時のことです。

たぶん、友だちとけんかをしたのか仲間外れになったのか、私自身もう覚えていませんが帰った時の私の様子がいつもと違ったのだと思います。

「今日は何があったの?」との問いに「ううん、何もなかったよ」と私は答えました。

自分のプライドが自分自身の嫌なことを母に伝えたくなかったのです。

その時、母は何も詮索せずにじっと私を見つめてこう言いました。

「何があっても、どんな時でもお母さんはお前の味方だよ」

私はその一言で自分自身の沈んでいた気持ちがパッと晴れたように思いました。

その時の母の一言が私の心をいつも守ってくれて自分自身が強くなれたように思います。

晩年の母は「私は死んでしまっても、魂になっていつもお前を守っているよ」といつも言ってくれていました。

母が亡くなって2年近くなりますが私はいつも空に向かってお願いばかりしています。

さすがに昨日は母の好きだった花を仏壇に供え感謝の心を伝えましたが。

 

 子どもにとってお母さんが自分の味方であるということほど心強いことはないと思います。

このブログを読んでくださるお母さま方、ぜひお子様に伝えてあげてください。

「お母さんはあなたが大好きだよ。どんなことがあってもあなたの味方だよ。」と。

きっとお子様は勇気百倍、心の基地をもって元気に活動してくれることでしょう。

 

生きている時はもちろんなくなってもなお心の中で生きている母に感謝している私です。

園長 小山容子

「自覚」ってすごい!!
2016年4月21日 木曜日

新学期も無事にスタートしました。

今年もまだちょっぴり涙の出る子もいますが年長さんがお兄さん、お姉さんとして優しく面倒を見てくれる姿に心が温かくなるのを感じます。

今年の年長さんは年中さんの時はちょっぴり甘えん坊でやんちゃで明るい子どもたちでした。

しっかり者の年長さんに甘えながら元気に過ごす姿を見て、来年みんなの面倒を見てくれるかな?とちょっと心配になった時もありました。

でも、ほんの数週間の間に大変身!!今年も立派な年長さんの誕生となりました。

幼少クラスのいちごさんの手を引き「泣かないで頑張ってね。」と優しく声をかけたり「ちゃんとお弁当は食べたの?」「先生のお話はわかった?」と少しかがむようにいちごさんの肩に手をかけ尋ねる姿は本当に優しいお姉さんの姿でした。

自分たちが幼稚園で一番大きいお兄さん、お姉さんになったという「自覚」があの子たちを大人にしてくれたんだと本当に感心してしまいます。

子どもたちの優しさ、思いやりがたくさん感じられる場面が毎日幼稚園では見られています。

そんな子どもたちの姿に心がいつもぽかぽかしている毎日です。

子どもたちの優しさ、思いやり、助け合いの心を今年も大きく育てていこうと思います。

園長 小山容子

未来へはばたけ 105名
2016年3月16日 水曜日

今日は第47回卒園式でした。

子どもたちが立派に育った喜びと巣立っていく淋しさで毎年卒園式は涙があふれてしまいます。今年の子どもたちも立派な「山王っこ」として未来に向かって羽ばたいていきました。

子どもたちには無限の可能性があります。一人一人が夢に向かって頑張ってくれることを心より願っています。

私宛の「卒園のしおり」に一人の女の子からのお手紙が貼ってありました。

そこには「大きくなったら山王幼稚園の先生になってもどってきます!」と書いてありました。

本当に嬉しいお手紙でした。

あと最低15年は頑張っていこうと思います。

育てた子どもに勇気をもらい自分自身の喜びになる本当に素晴らしい仕事をさせていただいていると心より感謝しています。

頑張れ!!「山王っこ」卒園、おめでとう!!

 

寒仕込み 味噌づくり
2016年3月1日 火曜日

 先週の土曜日に園で味噌づくりをしました。

私は「人の体は食べた物でできている。」と思い、衣服はきちんと洗濯をして清潔なものであればどんなものでもよいけれど、自分の口から入る食べ物は自分の体を作るものとしてなるべく添加物のないもの、新鮮なものを選ぶように心がけています。また、そのことを常々職員にも伝えています。

 そのような理由で私は何年か前からこの寒い時期に手作りで味噌を作っていました。

そのことを園の先生たちに話しましたところ「やってみたい!!」という声があり、希望者をつのり園で味噌づくりをすることにしました。

初めての人ばかりでしたが和気あいあい、楽しく味噌づくりをすることができました。

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これからママになる若い先生たちも参加してくれ、食への関心を持ってくれたことがとても嬉しかったです。

味噌づくりで不思議なことは同じ材料で同じように作ってもそれぞれの味噌の味が微妙に違います。

さて、秋にはどんな味噌に仕上がるか今から楽しみです。

みんなで持寄って味比べをしましょうか?

 

☆簡単に作り方をご紹介☆

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空き瓶で大豆をつぶします。

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麹と塩を混ぜます。

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つぶした大豆を混ぜて…

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丸めます。

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空気が入らないように容器に入れて…

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最後に塩をまぶして重しをして仕込み完了です!

 

とても楽しいひと時でした。

来年もまたやりたいなと思っています。

参加してみようと思う方はぜ園長までお声を掛けてください。

園長 小山容子

努力は人を裏切らない
2016年2月10日 水曜日

 新しい年がスタートし2月も中旬になりました。

本当に月日の流れは速いなぁと思います。

特に三学期は速さが倍になったように感じます。

三学期は子どもたちにとって一年間の総仕上げの大切な学期です。

 さて、「努力は人を決して裏ぎらない」ということを子どもたちには日頃から伝えていますがこのことについてのエピソードをお話ししたいと思います。

 今回は子どもたちのことではなく職員のお話です。

 本園の若い職員でピアノがちょっと苦手と話している職員がいました。

しかし発表会の時の子どもたちの伴奏を聴くと年々上手になってきているなぁとは感じていました。

先日、休日出勤をしていた教頭が偶然彼女の教室でピアノを弾こうと思い、楽譜はないかと探したところ教室のどこにも見つけることができなかったそうです。

不思議に思い翌日隣のクラスの担任になんで楽譜が一つもないのか知っているかと問うたところ「ああ、○○先生は毎日楽譜を家に持って帰って練習しているので休日には楽譜は園にはないんだと思いますよ。」と答えたそうです。

教頭はその話をとても嬉しそうに私に伝えてくれました。

私は「ああ、だから発表会で聴くたびに上手になっているのが実感できたんだわ。」と思いました。

毎日子どもたちのために一生懸命に働いて、疲れているだろうに家でも人知れず努力してくれているんだと本当に嬉しくそんな彼女を誇りに思いました。

自分自身も毎日コツコツと積み上げている彼女です。

子どもたちの頑張りも上手に誉めて育ててくれている姿が自然に目に浮かぶと同時に、自分自身の向上にも努力を惜しまない宝物のような先生がいてくれることが本当に嬉しく心がほっこりしましたのでおうちの皆様にもその気持ちをお届けすることに致しました。

園長 小山容子