園のこだわり(日々の風景)
子は親の鏡
11月も中旬、月日の流れは何て早いのだろうと、吹く風や、空気、空の色、木々の色づき、山の色などを見て思います。来月は12月、きっとあっという間にクリスマス、お正月がやってくるのでしょうね。それでも子供達は日々生活していく中で、大きな成長が見られ、確実に自信を持って育っているのがわかります。
運動会を経て、友達の絆が深まり仲間意識が芽生えてきた、小さなつぼみ組、めろん組、いちご組、年少組のお友達。自分のことで精一杯だったのに、困っていたり、泣いたりしているお友達を気に掛けたり、先生に伝えたりしてくれます。事務室に「ふくろ、ください。2まいください。」と、言いに来るので「袋は1人1枚だよ」というと、「○○ちゃんも欲しいと言っているから持っていってあげるの」と、友達の分まで気にしてくれる言動が見られびっくりします。年中組、年長組のお友達は、困ったこと、怪我したこと、自分の事だけではなく友達の様子もしっかりと状況説明してくれたり、心配してくれたりそれを言葉で伝えてくれます。自分も友達も大切に思ってくれる優しさに心が温まります。いつまでも純粋で優しい心を持ち続けて欲しいなと思いながら子供達を見つめてしまいます。
いつまでもそんな子に、、、私が大好きな詩、ドロシー・ロー・ノルト著『子供が育つ魔法の言葉』より、【子は親の鏡】の詩を載せてみます。
親の子供への眼差しや、言葉掛けの大切さが身にしみる詩です。以前にも子育てアラカルトなどにも載せているので見て下さったママさんもいられると思います。すみません。
【子は親の鏡】
・けなされて育つと、子供は人をけなす様になる。
・とげとげした家庭で育つと、子供は乱暴になる。
・不安な気持ちで育てると、子供も不安になる。
・「かわいそうな子だ」と言って育てると、子供は惨めな気持ちになる。
・子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる。
・親が他人を羨んでばかりいると、子供も人を羨む様になる。
・𠮟りつけてばかりいると、子供は「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう。
・励ましてあげれば、子供は自信を持つようになる。
・広い心で接すればキレル子にはならない。
・ほめてあげれば、子供は明るい子に育つ。
・愛してあげれば子供は人を愛することを学ぶ。
・認めてあげれば子供は自分が好きになる。
・見つめてあげれば子供は頑張り屋になる。
・分かち合う事を教えれば、子供は思いやりを学ぶ。
・親が正直であれば、子供は正直である事の大切さを知る。
・子供に公平であれば、子供は正義感のある子に育つ。
・優しく思いやりを持って育てれば子供は優しい子に育つ。
・守ってあげれば子供は強い子に育つ。
・和気あいあいとした家庭で育てば、子供はこの世の中はいいところだと思えるようになる。
いかがですか❓簡単な様で日々子供を目の前にして生活しているとついつい子供に対して、大切な存在を忘れ、流されてしまう日常がありますよね。私もそうでした。
でも、一瞬、今だけでもいいから立ち止まって目の前の愛しい子供を見つめて抱きしめてあげて下さい。そして、親である自分自身の言動も振り返ってみて下さい。皆さんの姿、言葉、行動は、子供にとって鏡である事を忘れずに時々この詩を思い出して頂けたら嬉しいです。
大切な我が子、周りにいる全ての人を大切に、優しく出来る子供に育てていきたいですね。
教頭 市村恵美子