いよいよ運動会迄カウントダウン！あと4日で当日を迎えますね。

　子供たちだけではなく保護者の皆様も心待ちにしていられる事でしょう。願わくは全員参加とお天気です。両方ともかなうことを信じて当日を迎えたいと思います。

　行事は子供を一気に大きくしてくれますが、特に運動会は練習を通して色々な気持ちを育ててくれます。以下の3つは、幼稚園教育要領に示されている「幼児期の終わりまでに育って欲しい１０の姿」から位置づけた項目を簡単にしたものです。

1.運動会の練習を通して自分のやるべきことに向かって心と体を十分に働かせ、見通しを持って動く。

2.自分達の練習を楽しむ中で、やらなければならない事を自覚し、自分の力を出して行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げること事で達成感や、自信が生まれる。

3.友達と関わる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向け、考えたり工夫したり、協力したりして充実感を持ってやり遂げる様になる。

　運動会は、こうした非認知能力を育んでくれるのです。非認知能力は、子供達が豊かに自分の人生を生きていく上での心の土台となる力です。自分を大切にしたり、自分のすばらしさに気づいたり友達に頼るばかりではなく自分から進んで取り組もうとしたり、どんどん自信をつけたり、自分を伸ばそうとする力は、非認知能力の大事な側面です。自己肯定感を高めることになるのです。自己肯定感が高ければ、誰に対しても、何に対しても卑屈になることなく、他人に対しても思いやりを持って接する態度が育まれます。

　運動会は、まさにこの様な大切な気持ちを育てる行事なのです。

　だから、運動会を経験した後は大きく成長した姿が見られるのです。

　また、練習の中で失敗したり、成功したり、喜怒哀楽、様々なプロセスを経て日々成長してきた子供達の姿、笑顔を、楽しみにしていて下さいね。

　園庭、限られた時間、スペースでの運動会です。ご協力頂くことも沢山あるかと思いますが、スムーズにプログラムが進みます様、宜しくお願い致します。

　コロナウィルスがここに来て園内で感染拡大してきました。療養期間が10日から7日に短縮されたとはいえ、今感染してしまうと運動会は来られない場合も出てきてしまいますね。

　全員揃っての運動会が一番の願いですが憎きコロナウィルスには勝てません。罹患してしまったお家の方、お友達はゆっくりしっかり治して元気に来て下さいね。

　教頭　市村　恵美子