園のこだわり(日々の風景)
育む
いよいよ新年度が始まりましたね!!
この1年も1つひとつの事に心を動かしながら、丁寧に毎日を過ごしていきたいです。
麻澄先生のブログにもありましたが、新入園児のお友達、保護者の皆さんは不安や心配の方が大きいかもしれません。生活リズムが大きく変わるので無理ないです。進級したお友達も新たな環境なので同じかもしれませんね。私達はその不安な部分も含めて受け入れようと思っています。信頼関係を築き子供達の成長を見守っていきます。人は生まれてから死ぬまで絶えず変化し続けます。その変化の可能性は壮年期よりも青年期、青年期よりも幼児期においてより一層大きく秘められています。将来に対する変化の可能性が大きい幼児期に何が必要、何を与えられるかはとても大切な意味を持っていると思います。知識や技術も大事ですが、1人ひとりが持っている多種多様な可能性の芽を引き出し伸ばし、育んでいきたいです。
育むの語源は「羽」。鳥の羽でまあるく包み込むイメージだそうです。親鳥がひなを包んで、「よしよし」と守っているうちに自然に力がつけばひなは自分で巣立っていく、私たちが目指す育成の姿と重なります。語源である羽、「育む」まあるく包み込んで見守っていくという姿、そして自立、自律を促していつか安心して巣立っていけるように育んでいきます。子供達と楽しい時間を共有し、共に成長しあえる場所(幼稚園)でありたいです。何か心配なことや、疑問に思う事、何でも構いませんので事務室にご連絡下さい。
新年度がスタートした今、子供達の心にスイッチをいれたい、自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の足で歩み始めて欲しい、日々頑張っている事をエネルギーにして一歩一歩自分のペースで歩んで欲しいなと思って東井義雄さんの詩を載せてみます。
心のスイッチ
人間の目はふしぎな 目
見ようという心がなかったら 見ていても見えない
人間の耳はふしぎな 耳
聞こうという心がなかったら 聞いても聞こえない
頭も そうだ
はじめから よい頭 悪い頭の区別があるのではないようだ
「よし、やるぞ!」と心のスイッチが入ると
頭も 素晴らしい働きをしはじめる
心のスイッチが 人間を つまらなくもし 素晴らしくもしていく
電灯のスイッチが 家の中を明るくし 暗くもするように
まだ原文は続きますが代表される部分を載せてみました。大人も大切なことが凝縮された詩だと思いますがいかがでしょう。長々お読みいただきありがとうございました。
最後に事務室の職員の紹介です。
左から原島亜紀子・市村恵美子・大谷智恵子です。
どうぞ宜しくお願い致します。
教頭 市村 恵美子