園のこだわり(日々の風景)
おすすめ絵本【保護者向け】
H28年2月16日(火)
2月は逃げる月、3月は去る月と言われるように
毎日が怒濤の様に早く流れている今日この頃・・・・・。
まだまだと思っていた生活発表会も今日から始まりました。
インフルエンザがここに来て急に蔓延し、私達も保護者の皆様もハラハラしましたよね!
そして残念な事にインフルエンザに罹患し参加出来なかったお子様も・・・本当に憎いインフルエンザですね、皆様お大事にして下さい。
手洗いうがいしか防ぐことは出来ませんので、外出後は必ず励行して下さい。
さて、今日は年長児のYちゃんのママより頂きました一冊の本をご紹介します!
絵本です!侮るなかれ、その絵本!素晴らしかったです。
涙があふれ感動しましたので、山王ママ達にも是非ご紹介したくてブログに掲載させて頂きます。
題名
『小学生のボクは鬼のようなお母さんにナスビを売らされました』
原田 剛 作
テレビでも紹介されたようで、ご存知の方もいられるかと思いますが、私は初めて読みました。子供向けと言うより是非お家の方に読んで頂きたい本で、本当にあった話です。
簡単なあらすじですが、高齢出産で生まれたボク(本人)は、ナス農家の家に生まれ大切に育てられていた。
ナス農家だったので毎日ナス料理を食べさせられ、決して裕福ではないけれど二人は一生懸命ボクを育ててくれて笑い声で一杯の家庭だった。
ところがボクが10才の時、お母さんが急に鬼になり、ナスをビニール袋に入れて近くの団地に売りに行かせるようになった。
鬼のような顔で「100円で売ってきなさい!!」お父さんとお母さんはその間、車で待っていてボクが1人で売りに行くのだ。
ピンポン押しても「出ていけ」と怒鳴られ最初の日は全然売れなかった。それでもお母さんは助けてくれない、それどころか「明日はちゃんと売りなさい」と鬼の顔で怒る・・
こんな繰り返しの毎日の中で、隠されていた親の気持ち、親の愛、なぜそうだったのか最後に分かった深い愛情に感動する絵本です。子供への愛情は子供が居心地良い気持ちにさせるだけでは駄目、甘やかしては駄目なのだ、自立出来る子に育てるには等々、色々な事をこの一冊の絵本は教えてくれます。
最後に筆者が書いた「お父さんお母さん」へのメッセージにも胸を打たれましたので載せてみます。
親とはつくづく子供の誕生と同時に色々と無茶な要求を続ける生き物です。
「思いやりのある子」になってほしい
「いつも頑張れる子」になってほしい
「成績のいい子」 になってほしい
「スポーツのできる子」になってほしい
勿論そうなってくれることは親としては嬉しいことでしょう。でも、もう一つ大事なことをお願いします。
どうか「たくましい子」に育ててあげて下さい。
もしも、明日アナタが交通事故で亡くなっても
もしも、明日大災害が起きて、お子さんが1人だけになったとしても(少しは落ち込むでしょうが)何とか立ち直って自分の道を切り開ける、生き抜く力を持った「たくましい子」に育つよう、見守ってあげて下さい。
自立できる子にしてあげて下さい、どうかアナタが生きている間に。
—―― 木の上で立って見る、と書いて『親』と読みます —――
いかがでしょう・・・・是非読んで見て下さい。
頂いて園にありますので、すぐに読めます!! 市村迄言って下さい。
絵はリアルで、それも又すてきです。
Yちゃんママ、本当にありがとうございました!! 感謝!!
教頭 市村恵美子