伊勢原山王幼稚園 -神奈川県伊勢原市- 学校法人 山王学園 幼保連携型認定こども園

園のこだわり(日々の風景)

平野先生のお話

2016年8月16日 火曜日

H28.8.16(火)

 幼稚園体育の平野先生。子どもたちに大人気!いつも子供たちのことを熱く優しく指導し、見守ってくださっています。月一回のわんぱくクラブでも小さなお友だちに楽しくリズム遊びなど教えてくださり、 毎回わんぱくクラブの終わりにお話もしてくださいます。

今日は前回(7月)の平野先生のお話をみなさんにご紹介したいと思います!

 

「子供の目の前にある石(試練)を親はどうすればよいのか?」

 子供たちの目の前に石(試練)があったら、皆さんはどうしますか?

選択は、二つあります。一つ目は、子供が転ばないようにその石を取り除く。二つ目は、石をそのままにしておき、様子を見守るです。

皆さんは、自分のお子さんにどちらの方法でよく使われているか考えてみてください。これは、どちらも悪いわけではありません。一番いけないのは、子供の目の前にある石にも気づいていない、歩く姿も見ていない事ですね。

 

 例を挙げて説明します。子供が駐車場に向かった際、思わず走り出してしまった。この場合は、間違いなく1を選択しますよね。素早く腕をつかんで行かせなくしたり、怒鳴って子供の動きを止めたりすると思います。この場面で見守ることは出来ません。子供の命に関わるからです。

 

 次の例を挙げてみます。子供が公園で遊んでいるときに転んでしまった。この場面ではどちらを選択しますか?時と場合によりますが、私は2を選択します。子供が転んだ事には気づいていますが、知らん振りをします。そして気づかれないように様子を見て、一人で起き上がった時に、そばによって『えらかったね。泣かないで一人で立ち上がれたね。』と誉めて怪我の状況を確認します。

 

 私は、子供には試練(石)を取り除いてはいけないと考えています。試練があるからこそ、子供は強くなれるのです。(例の1でも挙げましたが、子供の命に関わる事は別ですが…)その試練を親がすっと取り除いてしまえば、その子が大人になった時に、初めて味わう挫折に耐えられるでしょうか?私は耐えられないと思います。

 

 親という字は、木に立って見守るから親と書くんだよと小学校の先生に教えて頂いたのを覚えています。その時は、その意味を理解する事は出来ませんでしたが、今はその通りだと実感します。子供の成長を近からず、遠からず、見守ってあげたいですね。

コスモスポーツクラブ 平野敦也

 

 

 毎回こういった為になるお話や子どもの運動についてお話をしてくださる平野先生。次回はどんなお話なのかな?とわんぱくクラブで私も楽しみにしています!

次回のわんぱくクラブは 9月5日(月) なわとび遊びです。是非遊びに来てください♪途中入会も随時受け付けています。

 詳しくは 未就園児教室→わんぱくクラブのページをご覧ください。

たくさんの方の参加をお待ちしています。

事務室 原島亜紀子