伊勢原山王幼稚園 -神奈川県伊勢原市- 学校法人 山王学園 幼保連携型認定こども園

園のこだわり(日々の風景)

四月の子供・人と人とのつながり

2022年5月2日 月曜日

令和4年5月2日(月)

 

 五月になりました。一年で一番爽やかな季節ですね。連休の谷間の今日は、朝、子供達も心なしか元気がない様子でしたが、帰りの降園時間になるといつもの活気を取り戻して帰っていきました。大人も休みが続くと何となく元気がなくなりますよね。子供達も同じです。行きつ戻りつしながら前に進んでいきます。休み明けは登園を嫌がっても送り出してくださいね。私達職員にお任せください。また明日から始まる後半のお休みも家族で楽しく過ごして下さい。家族が家族らしくいられる今を大切にして下さい。

 

 さて、入園、進級して一ヶ月すぎました。お子様の様子はいかがですか?特に入園したお友達は、朝はスムーズになったのに今度は給食に苦戦して泣き出し、食べたがらない、進級したお友達は園に慣れていたはずなのに毎朝、泣いて園を嫌がる、、友達が出来ない、、ママといたい、、そんな子供の言動にお母さん自身も悩み、立ち止まり、不安になっていませんか?一人ひとりのそんな姿は当たり前なのです。自分に置き換えて考えてみてください。大人でも新しい環境に飛び込む時は凄く緊張し、足がすくみますよね。不安でドキドキしますよね。子供達も同じです。お母さんから離れる不安、緊張、恐怖、初めての体験です。生活体験が乏しいので先が見えず余計に不安になるのです。進級したお友達もやっと安心して親以外の担任に慣れ、親しみを感じていたのに、ずっとこのままでいると信じていたのに、四月になったら部屋も、周りの友達も担任まで変わり緊張より、恐怖すら感じるお友達もいるのではないでしょうか。年中から年長に進級するころは、期待や進級の喜びを感じることが出来る様になります。いちご組から年少に進級することは子供達にとって大きな出来事なのです。だからこそ担任は日々安心出来る様に大丈夫!大丈夫!と笑顔で一人ひとりに寄り添い笑顔で接しています。個人差はありますが必ず慣れていくので心配しないで下さいね。給食もおなじです。以前はお弁当でしたが、お弁当も食べられないお友達がいました。食事はお家の方の顔が浮かんでくるのでしょう。胸がいっぱいになって涙が出てくる、これも当たり前です。うちの子はおかしいのでは⁈ではありません。給食は見慣れない食器や、見たことない献立だったりすると見ただけで嫌になってしまうことがあっても不思議ではないです。焦らずにゆっくり慣らしていきましょう。絶対食べられる様になります。今年も年長さんがハッピーランチルームにきてくれます。アレルギーのお友達と一緒に食べるのですが、年長さんは殆んど完食し、おかわりもして食べています。毎日の給食で野菜の苦手なお友達も克服し一口も食べずに残す子は一人もいません。だから、給食で悩んでいるお友達も大丈夫です。今、給食で悩んでいるお友達も大丈夫ですよ。一口でも口に入れられる様に励ましていきます。ハッピーランチルームは、私と大谷先生で配膳し一緒に食べています。年長さんの話や、アレルギーのお友達の話、その子の横顔や意外な一面も見られて、楽しく至福の時間です。文字通り楽しい時間を子供達に提供していきます。

 

  

  

 

 さて、話は変わりますが、先日懐かしいお客様が二人園に来てくれました。一人はご自分も山王幼稚園の卒園児、その娘さんも卒園児、娘さんの子供さんも今、山王っ子親子三代に渡って山王っ子!何て素敵な事!もう一人のお客様のお子さんも卒園児で、私が年長の担任でした。私が子育て、仕事、家事で息つく暇もない日々の時にホッと出来たのは、クラスの子供達、その保護者の皆様と触れ合ったり、お話ししたりする時間でした。同じ位の我が子だったのでお母さん達と話していると自分だけじゃなくみんな同じ様に悩んだりしてるんだと安心したりしたことや、あの頃の会話や笑顔、感動を共有した時の感動等が一気に思い出され、人との繋がりや、絆は途切れず脈々と続いているのだとこの現実に胸がいっぱいになり、感謝の気持ちが溢れました。あの頃と全く変わらない笑顔で会いにきて下さったHさん、Oさん、ありがとうございました。また遊びに来て下さいね。こうして長く繋がった絆に感謝しながら目の前の子供達、保護者の皆様との絆も大切にしたいと改めて思いました。出逢いは奇跡ですね。これからもよろしくお願いします。

 

 明日からの後半、ゴールデンウイークあらゆる混雑も予想されますが、怪我や事故病気に気を付けて家族で過ごす時間を大いに楽しんでください。

 

 長々とお読みいただきありがとうございました。 

 

 教頭   市村恵美子