伊勢原山王幼稚園 -神奈川県伊勢原市- 学校法人 山王学園 幼保連携型認定こども園

園のこだわり(日々の風景)

「広いお庭の幼稚園」で見つけたもの

2022年5月10日 火曜日

令和4年5月10日(火)

 

5月になり「暖かい」を通り越して「暑い」と感じる日も増えてきましたね。園でも、半袖で元気いっぱい走り回る子どもの姿や「先生見て、おでこにいっぱい汗をかいちゃったよ」と話してくれる姿が見られ、きらきらと輝く太陽に負けない子どものパワーを日々感じています!まだまだ肌寒さを感じる日もありますが、服装調節などをしっかり行いながら、みんなで元気に過ごしていきたいと思います!

 

さて、入園・進級から約一ヶ月が経ちました。子どもたちと一緒に過ごす中で、みんな少しずつ少しずつ、けれど着実に、日々前に進んでいることを実感しています。

 

今回は園庭の様子から、園での日々をお伝えしていきたいと思います!

 

園庭では、学年やクラスの垣根を超えてみんなで楽しく遊んでいます。

鬼ごっこをしたり、遊具で遊んだり、砂場で大きな山を作ったり。園歌の「広いお庭の幼稚園」という歌詞の通り、子ども達が思い切り走り回ることができる園庭は、子どもにとっても、我々職員にとっても大切な場所です。

 

そんな園庭では、春を見つけたお友達がたくさんいました!たんぽぽや綿毛、春になって元気に動き出した虫などを見つけ「先生見て!」と見せにきてくれました。

 

 

楽しく遊びながら、季節の変化も大切に感じていきたいと思いました。

 

子ども達が園庭で春を見つけたように、私も「園庭で見つけたもの」があります。それはお友達同士の思いやりの場面です。園庭でも教室でも、新学期が始まってすぐの頃と比べると「誰かと一緒に」という場面が増えてきたように思います。「誰かと一緒に」というのは、自然とお互いがお互いを思いやっていることなのだと、子ども達の姿を見て感じました。

 

今回はそんな「思いやり」を感じたエピソードを2つ紹介させて頂きます!

 

1つ目は、お友達の靴を拾ってあげていた場面です。三輪車に乗っていたお友達の靴が脱げてしまった時、近くにいたお友達がさっと走ってきて「どうぞ」と拾ってくれました。拾ってもらったお友達も「ありがとう」をしっかり伝えることができていました。その後二人で笑いあっていたのが印象的な、とても素敵な場面でした。

 

2つ目は年長さんが年中さんのお手伝いをしてくれた場面です。年中さんがボール遊びを終え、ボールを片付けようとしていたのですが「片づける場所がわからない」と困っていました。すると、それを聞いた年長さんが「僕が片づけてきてあげるよ」と代わりに片づけにいってくれました。この時も、「ありがとう」をしっかり伝えることができていて、どちらもとても素敵だな、と感じた場面でした。この後年中さんは、今度は自分でできるようにと年長さんに片づける場所も教えてもらいました!

 

 

これからも、このような思いやりや笑顔、笑い声の溢れる園庭で、子どもと一緒に遊んだり、様子を見守っていけることが楽しみです!

 

最後に私事になってしまうのですが、

私は今年が1年目で、先生になってまだ一ヶ月しか経っていません。頭ではわかっていても、ついつい周りと比べて焦ってしまい、失敗や反省だらけの日々です。ですが、子どもの日々の成長や、子どもが見せてくれる色とりどりの表情にたくさんの元気をもらって、毎日楽しく過ごすことができています。保護者の皆様がかけてくださるあたたかく優しいお言葉にも、とても勇気づけられています。ありがとうございます。

 

たくさんご迷惑をおかけしてしまうかと思いますが、先輩の先生方のお力もお借りしながら一日一日を大切に頑張っていきますので、一年間よろしくお願いいたします。

 

ゆり組  瀬下 郁花